よく使うLinuxコマンド一覧

ファイル操作コマンド

  • ls: ファイルやディレクトリの一覧を表示する。
  • cd: カレントディレクトリを変更する。
  • mkdir: ディレクトリを作成する。
  • cp: ファイルをコピーする。
  • mv: ファイルを移動する。
  • rm: ファイルを削除する。

権限を操作するコマンド

  • ls -l:ファイルとフォルダの権限を確認する。
$ ls -l
total 4
drwxr-xr-x 2 user user 4096 Aug  9 14:23 dir1
-rw-r--r-- 1 user user    0 Aug  9 14:23 file1.txt
  • chmod:ファイルやフォルダの権限を変更する。

例えば、以下のようにchmodコマンドを使用して、file1.txtのパーミッションを変更することができます。

$ chmod 644 file1.txt
$ chmod 755 dir1

以下のコマンドを使用して、ディレクトリ内のすべてのファイルとサブディレクトリのパーミッションを再帰的に変更できます。

chmod -R <パーミッション> <ディレクトリ>

プロセス管理コマンド

  • ps: プロセスの一覧を表示する。
  • kill: プロセスを終了する。
  • top: 実行中のプロセスのCPU使用率やメモリ使用量を表示する。

ネットワークコマンド

  • ping: ネットワーク接続の確認を行う。
  • ifconfig: ネットワークインタフェースの設定を表示する。
  • netstat: ネットワーク接続状況を表示する。

ユーザーアカウント管理コマンド

  • useradd: 新しいユーザーアカウントを作成する。
  • userdel: ユーザーアカウントを削除する。
  • passwd: ユーザーアカウントのパスワードを変更する。
  • id: ユーザーのUID(ユーザーID)やグループIDを表示する。
  • whoami: 現在ログインしているユーザー名を表示する。
  • w: 現在のシステムにログインしているユーザーの情報を表示する。
  • usermod: ユーザーアカウントの属性を変更する。管理者権限を与える場合は、usermod -aG sudo usernameを実行する。
  • 管理者権限を与える場合は、usermod -aG sudo usernameを実行してください。

グループ管理コマンド

  • groupadd: 新しいグループを作成する。
  • groupdel: グループを削除する。
  • groupmod: グループの属性を変更する。
  • groups: ユーザーが所属しているグループを表示する。

一覧を表示する

  • cat /etc/passwd : ユーザーの一覧を表示
  • cat /etc/group : グループの一覧を表示

SSHでアップロード・ダウンロードする

  • ファイルのダウンロード(ポート番号9999の場合)

scp -P 9999 username@remote:/path/to/remote/file /path/to/local/directory

  • フォルダのダウンロード(ポート番号9999の場合)

scp -P 9999 -r username@remote:/path/to/remote/directory /path/to/local/directory

  • 差分のみダウンロードする

rsync -avz --delete -e "ssh -p 22" user@remote:/path/to/remote/directory /path/to/local/directory

rsync -avz --delete --exclude '*.log' --exclude 'folder*' user@remote:/path/to/remote/directory /path/to/local/directory

オプション説明
-aアーカイブモード。ファイルのモード、タイムスタンプ、所有者、グループ、ACL、xattrなどの情報を保持し、再帰的に同期します。
-v冗長モード。同期の詳細を表示します。
-z圧縮転送。データを圧縮して転送し、転送速度を向上させます。
—delete同期先に存在しないファイルを削除します。
—exclude同期対象から除外するファイルやディレクトリを指定します。

つまり、-avzオプションは、ファイルのモード、タイムスタンプ、所有者、グループ、ACL、xattrなどの情報を保持し、再帰的に同期すると同時に、同期の詳細を表示して、データを圧縮して転送することで、転送速度を向上させるオプションです。

シンボリックリンクを貼る

  • ln -s /path/to/original /path/to/link
  • リンクを削除するときは、unlink を使うこと。rmを使うと元のファイルも消してしまう。